Lyrics Two


「七月のはっぴいえんど」

 

いつも心の中に一番大切な

友と歩み行きた思い出の日々がある

 

夢見る頃を過ぎて帰る場所もなく

黄昏のこの街に一人佇むとき

 

頬にそよぐ風の匂いに

束の間の安らぎを知る

 

遠い過去の記憶遡って

人生とか愛とかを考えた末に決めたよ

七月のはっぴいえんど

 

古い写真の中で いつも変わらずに

微笑いかけてる君 そして僕らが居た

 

素早く移り変わる都会の景色の中

永遠と呼べるものが見つけ出せないまま

 

答え探し朝を迎えて

眠れないまま背中向けてた

 

もう少し傍においで

二人の間を隔てていた

時の隙間埋めるために

七月のはっぴいえんど

 

「転がる石のように」

 

ビルの谷間に夕陽が落ちる

濡れた舗道に染み付くように

雨上がりの街が今暮れて行く

どうしようもないほど君に会いたい

 

膝を抱え しゃがみ込んで

丘のてっぺんから Like a Rolling Stone

 

忘れちゃいなと南の風が

流離う男の肩を撫でて行く

茜色に染まる空をくぐり抜け

明日へと向かう夜汽車が走る

 

膝を抱えしゃがみ込んで

丘のてっぺんから Like a Rolling Stone

 

通り過ぎて行く車のライト

澄んだ星空かき消すように

16号線沿いのガ−ドレ−ルに

もたれ掛かってる君への想い

 

膝を抱えしゃがみ込んで

丘のてっぺんから Like a Rolling Stone

 



「メンチカツひと切れの孤独」

 

割り切れない思いが

テ−ブルの上でWoo置き去りのまま

取り残されてる冷たいお皿の中に

Woo 僕らの友情

 

Ah メンチカツひと切れの孤独

Wo 割り切れない

 

ありふれた毎日

ときめく出逢いを求め居酒屋の宴

灰皿の底に昨日がくすぶってるよ

Woo 僕らの日常

 

Ah メンチカツひと切れの孤独

Wo 割り切れない

 

男の欲望 女の理性が絡み付いて

 

君の目が怖くて

何にも言い出せないよ闇を睨んだ

もたれかかったのは冷たい電車のシ−トさ

Woo 僕らの純情

 

Ah メンチカツひと切れの孤独

Wo 割り切れない

 

「塀にもたれて」

 

マルボロウひと箱分の一日が終わり

空き箱ひねり潰して最後の一本を

もやもやの頭の中で今日の出来事が

渦を巻きながらこんがらがっているから

 

塀にもたれて 塀にもたれて

夕焼けの空をずっと見上げていたんだ

 

ビルとビルの隙間を風が

黄昏の街へと吹き抜けて行く頃

さっきまでの苛々がほんの少しだけ

忘れられたけど虚しさが残って

 

夕暮れの街で僕は 夕暮れの街で僕は

ぼんやりと君のことずっと考えていたんだ

 

塀にもたれて 塀にもたれて

 

新橋駅の改札を抜けて

横須賀線の下り電車を待つ

一番線のプラットホ−ムは

汗ばんだシャツと酒の臭いでいっぱい

 

溜息をひとつついて 溜息をひとつついて

まだ来ない電車を僕はずっと待っていたんだ

 



「水曜日の朝」

 

何もいいことなくて

晴れた空恨んだ

眩しい五月の光が

煌めいてる水曜日の朝

 

僕は交差点に立って

靴ひも結んで

足早に通り過ぎて行く人波を見てるんです

そう、五月の風に舞う正体の無い朝に

 

何かいいことないか

旧い煉瓦通りを

路面電車が音もなく走るよ

憧れってやつかい

 

君の小さな声も

あどけない笑顔も

ブ−ツの踵で踏み潰されてしまったのです

 

そう、五月の風に舞う正体の無い朝に

 

何が変わったと言うの?

答えは風に吹かれて

すべての願い虚しく

押し流されて行くんだ いつもいつも

 

僕はふと思い出して

駅のホ−ムに降り立つ

途切れた言葉を繋いで

ほら僕はまた歌い出すんです

 

そう、五月の風に舞う正体の無い朝に

そう、五月の風に舞う正体の無い朝に

・・僕は正体が無くなる

 

「134号線の夕陽」

 

この調子ならきっと

うまく行くような気がする

この空を見上げると

そう思わないか君

 

くよくよしないでいつもの

白い歯を見せてくれよ

Hey!夕焼けの134号線を南に下れ

Hey!夕焼けの134号線を南に下れ

 

この峠の向こうには

まだ見えないものがある

今いる場所が最高だなんて

思ってないよね?君

 

降りかかる災いや

試練をそのまま受け入れちまえよ

Hey!夕焼けの134号線を南に下れ

Hey!夕焼けの134号線を南に下れ

 

思いのたけ伝わらなくて唇を噛むなら

人一倍頑張った自分を

褒めてあげよう ねぇ君

 

くよくよしないでいつもの

白い歯を見せてくれよ

Hey!夕焼けの134号線を南に下れ

Hey!夕焼けの134号線を南に下れ

 

 



「NO BORDER」

 

国道沿いのドアを開けて

今夜も君がやって来る

排気ガスの臭い纏って

笑顔の君がやって来る

 

南へ下る避難民は闇に彷徨い

故郷を想うと空を見上げた    

淋しいのかい?NO NO NO

哀しいのかい?NO NO NO

今居る場所が在ればいいんだ

NO BORDER

NO BORDER

 

古い椅子に腰を掛けて

煙草の紫煙くゆらす

硝子越しのテールライト

見つめる先に明日がある

 

波間に浮かぶ無人船の灯りが見えたら

あの女のこと思い出して酒をあおるのだ

淋しいのかい?NO NO NO

哀しいのかい?NO NO NO

今居る場所が在ればいいんだ

NO BORDER

NO BORDER

 

空っぽの未来思いあぐね

笑顔の消えた君も

重い足を引き摺って

この扉を開けよう

 

魔法の呪文唱えたら三つ数えて

七つの海を渡る風になるんだ

淋しいのかい?NO NO NO

哀しいのかい?NO NO NO

今居る場所が在ればいいんだ

NO BORDER

NO BORDER

 

災いのない世界なんて

何処にも無いのさ

崩れ堕ちる瞬間には

女神が抱き締めてくれる

 

夜明けのない朝にも陽はまた昇るさ

さあ泥船に乗って海へ繰り出せ

淋しいのかい?NO NO NO

哀しいのかい?NO NO NO

今居る場所が在ればいいんだ

NO BORDER

NO BORDER

 



All Songs Lyric & Music by KAZURA ➡️Back to Lyrics One